規制とは、ある目的を実現するためにルールを作り自由な活動・物事を制限することです。
世の中の規律であったり公序良俗に照らして、不都合なものに制限をかけるときに使われる言葉ですね。
社会の秩序を保つために、法などの力を用いられることが規制という言葉とセットになります。
それが社会の構成員にとってメリットがあると判断されたときに、規制が成り立つはずで、大多数の人にとっていいものであるはずです。
ですが、コトはそんなに単純ではないようで。
規制とは政府の介入や法による規制といった「力」そのものなんですよね。
自由であったものにこれまでなかった一定のルールで縛りを与える。
その時に必ず恩恵を受ける人と不利益を被る人が両方生まれます。
それは規制自体の内容如何を問わず、必ず得するポジションの人と損するポジションの人が出てきてしまうんです。
当然みんな得したいですから、得するポジションへと人は流れます。
それがどんな内容の規制であってもです。
後から規制自体に問題があり是正を求める声が上がっても、すでに得するポジションに多くの人が流れた後では誰も規制を撤廃することなんて望みません。
これがいわゆる「既得権益」ってやつですね。
大きな力を行使するということは、世の中にこれだけの影響があるということですね。
表現の規制について
規制というのはデカい力ですから、そこに乗っかって自分の主義主張を通そうとする人たちも少なからず現れます。
ですがしばしば規制が達成しようとしていた当初の目的からズレたりします。