もはや毎年の夏の風物詩ですね、高校野球と 24時間テレビ。
高校野球は炎天下の中、カラダが出来上がっていない学生に肘を痛めるまで投球させる問題で非難を浴びてます。
24時間テレビも障害のある人に無茶なチャレンジをさせたり、制作費をそのまま寄付したほうが合理的という意見が噴出。
どちらも突っ込まれるポイントはわかるし改善すべきところもあるでしょう。
ただどちらもコンテンツとして好きな人は一定数いるんだろうなぁとも思うんですよね。
高校野球と24時間テレビに共通するストーリー
少年マンガやテレビゲームもそうだと思うんだけど「強大な敵に諦めずに立ち向かう構図」はいつの時代でも受けるんじゃないかしら。
熱血スポ根ものはもちろん、ヒーローものでも不良ものでもファンタジーもそう。
その延長線上にスポ根があって体育会系部活のノリがあると。
才能ある投手に襲いかかる不遇。
ハンデのある人が歯を食いしばり困難を乗り越える。
物語としてストーリーとしてやっぱり気になる応援したくなる。
そうして不遇や困難を乗り越えた先のカタルシスを画面を通して共有する。
投手も障害者も本気のガチンコ。
やっぱりそうしたシーンて感動しちゃうもんです。
高校野球と24時間テレビの非難されているポイント
高校野球も24時間テレビも、それを非難する人ってその感動が偽物だとか言ってるんじゃなくて、その不遇や困難がわざわざ用意されてるとこに憤ってるんですよね。
才能ある若者や障害のある人をコンテンツとして消費するな!と。
メタレベルが一段階違うんですよね。
その感動ストーリーを作るために、人を危険に巻き込むなということですね。
不毛な争い、やめましょ
高校野球や 24時間テレビを非難されると、まるでそれを観て感動した自分をバカにされたようで腹を立てる人がいます(まぁそういうケースもないわけじゃないでしょうが)。
SNS が普及して様々な意見が可視化されて、こういう摩擦も増えてる気がします。
意見を表明することが容易になった反面、これまで以上に発信者もそれを読んだ受け手も冷静になることが必要なのかもしれませんね。