国民の三大義務をご存知ですか?
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- 教育の義務
- 勤労の義務
- 納税の義務
ちゃんと日本国憲法に定められていますね。
教育を受けさせる義務(受ける義務と勘違いしてる人も多いですが)、働く義務、そして税金を収める義務の3つです。
知識はアナタを守る懐刀
大枠はしっかり学校の授業で教えてくれることなんですが、支払うお金の話しである「納税」についてはもう少し細部まで義務教育で教えるべきだよな、と思います。
もっというと「働く」さらに「稼ぐ」ということについても教えるべきだとは思います。がそれはまた別の機会に。
中学の学業を修めた時点で、社会に出ても金銭トラブルに巻き込まれずに世の中を渡っていけるようにするのは、義務教育の役目だと思うので。
そういった意味では、ローンといった借金について、今の御時世、投資や通貨の概念について教えることも有効ですね。
「お金」の話しがタブーとされる風潮がありますが、正しい知識を教えられないまま世に放たれてしまうと、そんな無防備な若者が1番の被害者になってしまうのはわかりきっているじゃないですか。
「子供の内はそんなこと知らないでいいんだ」とそこを教えずに済ますことも、一つの虐待である、と考えます。
マネー教育の2つの側面
教育すべきことの一つは「うまい話」に騙されないようにすること。
ローンや借金に手を出さないようにする、詐欺に合わないようにするといった「自衛」の面ですね。
そしてもう一つは、お金を「正しく使う」考え方を身につけること。
無謀な使い方をしないのはもちろん、税金や保険、年金といった支払うべきお金について教える必要があります。
自分で自分の身を滅ぼさないようにするためにも知識が必要です。
義務教育が本当に必要な理由
ここまで書くと「そんなことは家庭で教えるべきじゃないか」という意見が出てきますよね。
「最低限のしつけ・教育は家庭ですべき」
ごもっともで至極真っ当なご意見だと思います。
そう思った人はたぶん、それなりに恵まれた方なんじゃないでしょうか。
一言で「家庭」と言っても、事情は本当にいろいろです。
その「最低限」の教育がなされない家庭環境に生まれついた子供こそ、金銭トラブルに巻き込まれる可能性が高いです。
だから義務教育でマネーリテラシーを教える必要があるんです。
貧困の連鎖を断ち切り遺伝させないためにも。