「好きなことを仕事にするべき」 「好きなことは仕事にしないほうがいい」 どちらの意見も目にすることがあります。
好きなことを仕事にして成功してる人だってもちろんいますし、反対に好きなことを仕事にしたことで好きなことが好きでなくなってしまった人もいます。
好きなことを仕事にしたほうがいいのか、しないほうがいいのか、どっちなんでしょう。
好きのレベルはどのくらい?
同じ好きなことを仕事にした人でも、楽しく働いてしっかり稼いでいる人もいれば、意外としんどくて思ったよりお金にならないなんて人もいたり、結果は様々。
この成否を分ける要因、好きなことにどれだけ精通しているか、好きなことにどれだけ時間を費やしたのか、というところにポイントがありそうです。
「サカナが好きです」という人が、金魚を飼ったことがあるレベルなのか、さかなクンさんに負けない知識量があるレベルなのかで、どちらの「好き」がお仕事として成立するかどうかはハッキリしてしてますよね。
逆にその分野にのめりこめさえすれば、副業だってちゃんと上手くいきます。TOKIOなんて農業で充分に生計を立てられるレベルですもんね。
好きの度合いが、周りの身近な人には負けない程度のものなのか、はたまた日本には敵う人がいないくらい極めているのか、その程度によって結果は大きく変わってきます。
その好きにニーズはあるか?
あなたの「好き」どれだけ深く掘り下げられたものだとしても、その「好き」を求めている人がいない限りはお仕事として成立しません。
やはりまったくニーズのない専門性がお金を生むことってなかなか難しいことです。
とは言え今はインターネットの存在もあり、ちょっと前では考えられないようなマッチングも起こりうる時代だと思います。
ディープな専門性のある人はアウトプットさえ上手にしていれば、以前よりはるかにその存在を見出されやすくなりました。
今から8年前(2010年)、まだはじめたばかりの頃のWEBがこちら↓ 名前もアイス評論家フクちゃん..笑 アイスマニア協会 @icemaniajp を立ち上げ、アイス好きのためのイベントも @i89fes 実現しました。「コンビニアイスマニア」https://t.co/Lmg2eiaFPQ を今後とも末永くよろしくお願いします! pic.twitter.com/m2Ef0WVkEI
— アイスマン (@iceman_ax) 2018年6月11日
コンビニアイスだって極めれば仕事になるような時代なんですよね。
好きなことを仕事にして上手くいっている人だって楽しいことばかりじゃない
好きなことを仕事にするかどうかの一番最初のハードルは「お金になるかどうか」だと思います。
んじゃあ、そのハードルさえクリアしてしまえばあとは順風満帆かといえば、実はそうでもないんですよね。
付帯する作業に耐えられるのか
仕事って、コアである「価値を生む作業」があって、一方でそれと同じくらい、場合によってはそれ以上に「その作業に付帯する作業」がついてまわることがほとんどです。
いくら好きなこと、やってて楽しいことを仕事にできたとしても、その好きなことだけに注力してればよいかというと、なかなかそうもいかない。
好きなことだけに注力できる環境を整えることも、これまた相当に大変で時間もかかることだと思います。
クライアントの要望に耐えられるのか
そしてもう一つ、クライアントから依頼を受けてその仕事をする場合、これまで好きだけでやっていたことが、そうもいかなくなるケースって良くあるパターンです。
当然発注側はそのアウトプットに対して要望を挙げてきます。そりゃそうですね。
それまで「好き」という基準だけでやってきたことが、そうではなくなるということです。
これは好きを仕事にしたからこそ余計にジレンマを感じるポイントかもしれません。
それでも好きなことを今まで通り好きでいられるのかどうか。
それでも好きなことを仕事にする
好きなことが仕事として成立する条件、仕事になってからのハードル等、つらつらと書きましたが、試さないで上手くいくかどうかはなかなかわかりませんよね。
そして、やってみて成功するかどうかは、やってみてどれだけそこに注力できるかどうかが結局大きいのだとも思います。
そしてなにかを始めるために、今あるなにかを全て手放す必要もありません。
スモールスタートだって一つの選択肢。
もし好きなことを仕事にするかどうか思い悩んでる人がの記事を読んで、なにか少しでもヒントになることがあれば幸いです。
したいこと・やりたいこと。
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