会社っていろんな人がそれぞれの能力を発揮するところ。
一人で仕事をするよりも自分の得意分野に集中できたり、一人じゃできない規模の仕事ができるようになるんですね。
分業とは
財を生産していく工程をすべて一人だけでこなしていくのは、完成までに時間がかかり、しかも少量しか生産ができないうえに、生産者への負担が大きくなるというデメリットがある。 分業 – Wikipedia
これを解消し、より迅速に大量の財を生産するために、複数の生産者が生産工程において役割を決め、スケジュールに基づいて作業していくのが分業のメリットである。 分業 – Wikipedia
このような分業のシステムを理論的に定式化したのが、18世紀のイギリスの自由主義経済学者アダム・スミスである。 分業 – Wikipedia
300年前から流れが続いているってことですね。
昔はもっと分業してた
日本でも一昔前は今以上に分業が進んでたようです。
なんなら資料作成者と発表者も分業だったとか!
今では考えられないですね。
とすると、これまで 300年もかけて進んできた分業の流れに揺り戻しが来てるってことですね。
要因は言うまでもなく IT の進歩。
分業の必要性が薄れている
今やノートパソコン 1つでどこでもノマドできる時代です。
税金・保険・年金なんかもパソコンで済むようになってきてますもんね。
昔なら模造紙で作っていたプレゼン資料もパワポで作れちゃう。
すると紙の資料を作るのが得意だった人も、その業務自体がなくなっていく。
資料に限らずこの流れはあらゆる業務・業種に言えることです。
できる人ほど分業メリットがない
話しを最初に戻すと、会社組織のアドバンテージって、所属する個々人がそれぞれの専門性を発揮できることでした。
専門性の重要度には濃淡があって、要はできる社員をその他大勢がサポートしているようなカタチですよね。
けど IT が進歩することで、そのできる社員は他の人のサポートがなければできなかったような仕事が、一人でもこなせることに気付いてしまう。
このくらいなら自分でやっつけちゃった方が速いな、みたいな。
そうすると当然その仕事に携わる人が少なくなるわけで、コストが減り、利益が上がる。
これ自分でやった方が儲かるな、となるのは自然な流れ。
流れは加速する
IT の進歩は事務業務全般をアウトソースできるようにしました。
ますますこの流れは進んでいくのは間違いありません。
この大きな流れを受けて、自分はどのようなポジション取りをするべきか、労働者も経営者も考えなければいけない時代ですね。