振り返ってみると、今まで5回ぐらい引っ越しをしています。
その度に荷造りをするわけですが、 よくよく考えてみると、けっこう使ってないもの多いなと。
それを一生懸命運んで、荷解きしないまま次の引っ越し先に持っていったりw
捨てるには惜しい気もするので、毎回運んでいるんですが、さて、ワタシはこれを一体いつまで持ち続けるんだろう?
あと5年?10年?それとも死ぬまで?
この仕事はいつまで続ける?という自問
引っ越しの回数がそれなりにあるのも、その分転職をしてるから。
転職の理由もそれぞれだったわけですが、その都度「この会社で仮に定年まで勤められたとして、果たしてどうなっているんだろうか?」というシミュレーションだけは毎回していたように思います。
転職を考えるたびに、やっぱり自分の一生というか、先々どうやって働くのか、もっというと、どうやって生きていくのかをその都度真剣に悩むわけですよ。
なので、そんなことを考える回数は周りの人たちよりもちょっと多めだと思ってますw
「会社に残るよりも環境を変えるメリットがあると思う回数」も世間一般よりちょっと多めだったみたい。
自分の能力や台所事情、職種・業界のことはもちろん、国政や世界経済のことだって一応わからないなりにも考えるわけです。
するとおぼろげながら見えてくるのは、少なくとも自分に「60歳で勇退、第二の人生を悠々自適に」なんて老後はあり得ないことだけはわかってくるわけです。
俺はまだ本気出してないだけ?
転職って絶対誰でも迷うじゃないですか。
業務内容とその対価(給料)を天秤にかけて、やっぱりガマンして頑張ろう、という決断もあると思います。
今の給料と転職のリスクを天秤にかけて、今より減っちゃう可能性があるから現状維持、っていう判断もあると思います。
今のところでもっと頑張れば、いずれは報われるはず!
それもあるとは思います。
でも思うんですが、今までだって頑張ってきたんじゃないですか?
とも思うんです。
頑張れば、頑張れば、、
って、火事場の馬鹿力なんてそう続くもんじゃありません。
今までそれなりに頑張ってきた結果こそが実力そのものなわけですもんね。
そう考えてワタシは転職を続け、色々考えた挙句、今2、3足の草鞋を履くに至っておりますw
60歳までガマン?それとも70歳?
多くの人がそうしているように、不満があっても今の会社に勤め続けるのが正解なはず、と目をつぶって走り抜けることもできると思います。
ただ、稼ぐために今の仕事で耐えようと考えたときに、一体それはいつまで続くんでしょうね。
どんどん定年は伸びているし、退職後に嘱託で働き続けることもあるでしょう。
走り抜けようとしたそのゴールはどんどん遠ざかっていきます。
そしてこの先、アナタにもアナタの家族にも会社にもなにが起こるかなんて誰もわかりません。
あなたが体調を崩したら?
親御さんの介護の問題は?
お子さんはどうでしょう?
会社は何があっても雇用を守るでしょうか?
会社自体の存続はいかがですか?
仮に60歳、70歳まで仕事を続けられたら、それだけでラッキーなことかもしれないんです。
現状維持と挑戦する場合、天秤にのせる条件をちゃんと正しく選べていますか?
比較の条件を間違えていると、結果もまた変わっていまいます。
その仕事、本当にアナタにとって人生の大半の時間を費やしていいかどうか、イメージしてみてください。
時間も体力も有限。人生も有限。
ラクな仕事なんてありませんよね。ストレスのない仕事なんてのもないです。
けど楽しくできる仕事ってありますよ。絶対に。
それも一部の優秀な人たちだけの特権なんかでは絶対にないです。
働くことを「生きるためにしょうがなくやっている」人はガマンもするし、 働かない人を許せません。
けど働くことを「生きるためにしょうがなくやっている」のはアナタ自身。
そうでない人が大勢いて、そういう人たちもちゃんと生計を立てて人生を謳歌している、という事実から目を背けるのは、損なことだとワタシは思います。
それなりに転職を繰り返してきた立場から言わせてもらうと、環境で花開く種はわりとあると思いますよ。