取次ぎってわかりますか?
いわゆる問屋さんのことです。
運送屋さん、広告代理店なんかも取次ぎですね。
取次ぎとは
物品の販売,買い入れの取り次ぎを目的とする問屋,物品運送の取り次ぎを目的とする運送取扱人,出版,広告,保険の取り次ぎを目的とする準問屋は取次ぎを業とする者 (取次営業) である。 取次ぎ(とりつぎ)とは – コトバンク
取次ぎという言葉、商売をされてない方はそこまで聞き馴染みがないかもしれません。
問屋や卸とほぼ同義と考えていいと思います。
製造から買って、小売に売る。
商社の機能とも似てますね。
運搬して倉庫を持って在庫するので、需給量や価格を安定化する機能も担っています。
Amazon の台頭
んで、皆さまご存知 Amazon ようなインターネット小売りが流行っていて、取次ぎを含めたこれまでの流通経路が激変しているわけです。
街の本屋さんがどんどん消えていっており、これが必ずしも Amazon だけのせいってわけでもないんでしょうが、この状況が健全でもないなと思いながらみています。
中間マージンは悪か
この大手インターネット小売りは、中間マージンを取っ払ってモノを安く売ろうと。
旧態依然とした中間マージンが元凶で、適正価格を釣り上げているんだ!とやったわけです。
この忌み嫌われている中間マージンというお金。
これらは流通の需給量や価格の安定化のためのコストなんですね。
この既存の流通の仕組みを、圧倒的な規模で再構築しコスト削減をしたわけです。
もちろんこれまでの流通のやり方が正解で正義だなんて言うつもりはありません。
明らかに無駄だったり、悪質な業者だって中にはいるでしょう。
なぁなぁで馴れ合いな非効率な部分もあるでしょう。
じゃあ、その無駄で非効率を削ぎ落とした結果どうなるか。
それはこれからどんどん明らかになるでしょうし、もうすでにその兆しは現れてますよね。
この流れは本屋さんだけに限った話しじゃないんです。
すべての業界に同様のドラスティックな変化が訪れます。